資本金払い込みの方法

「定款の認証手続き」が終わったら、次は、各発起人が出資する金額の払い込みを実施しなければなりません。通常は、この各発起人の出資金額の合計金額が資本金ということになります。但し、資本準備金をとして資本金に組み入れない場合もあります。

資本金払い込みのタイミング

『資本金の払い込みは必ず定款認証手続き日以降に実施して下さい。万が一、定款認証手続き日より前に払い込んだ場合は、一度引き出して、再度払い込みをして下さい』と説明しているサイトがありますが、この説明は間違っています。なぜなら、定款作成日以降なら定款認証手続き日より前に資本金の払い込んでも認められる場合があるからです。但し、認められるかどうかは、定款の記載内容によることになりますので、『資本金の払い込みは、定款認証手続き日以降に実施する』と覚えておくほうが無難です。

資本金の払い込みのタイミング

どこに資本金を払い込むのか?

資本金の払い込みが認められる金融機関は、以下の金融機関となります。口座は新しい口座を開設されなくても、既存の口座で構いません。通常、代表取締役となる発起人の個人口座(法人口座は、会社設立後でないと作れませんので)に払い込みますが、代表取締役になる発起人がいない場合は、どの発起人の個人口座でも構いません。

  • 銀行(ゆうちょ銀行含む。)
  • 株式会社商工組合中央金庫
  • 農業協同組合
  • 農業協同組合連合会
  • 漁業協同組合
  • 漁業協同組合連合会
  • 水産加工業協同組合
  • 水産加工業協同組合連合会
  • 信用協同組合
  • 協同組合連合会
  • 信用金庫
  • 信用金庫連合会
  • 労働金庫
  • 労働金庫連合会
  • 農林中央金庫
  • 信託会社

尚、ネットバンクを利用される場合は、 以下の画面をプリントアウトできれば利用が可能な場合もあります(ただし、管轄の法務局・登記官によって判断が変わる場合があるので、なるべく避けるか、事前に管轄の法務局へ確認して下さい)。

  • 「銀行名」「支店名」「口座名義人」「口座番号」の画面
  • 「払込金額」「残高」の画面

どのように資本金を払い込むのか?

『資本金の払い込みは、払い込んだ発起人の氏名が記載されるように、振り込みで行って下さい。単なる入金ではだめです』という説明をしているサイトがありますが、この説明は間違いです。資本金の払い込みは、別に入金でも構いません。例えば、「発起人A:出資額200万円、発起人B:出資額100万円」という場合、発起人Aが200万円・発起人Bが100万円をそれぞれに振り込むという方法を取らなくても、300万円をまとめて口座に入金しても構わないということです。ただ、各発起人の出資金額を明確にするためには、発起人が複数の場合は、それぞれが振り込むという方法を選択した方が良いかもしれません。

資本金払い込み後の通帳のコピー

全発起人の出資金の払い込みが終わったら、その払い込んだ通帳のコピーを取ります。このコピーは、後で作成する登記申請書の添付書類(払込証明書)と一緒に綴じることになります。

「通帳の表紙」と「銀行名・支店名・口座番号が書かれたページ(通常、1枚目を開けたページ)」と「各発起人が出資金を払い込んだ金額が記載されているページ」のコピーを取ります。

下の図は、銀行の通帳をコピーした時のイメージです。とにかく、「銀行名」「支店名」「口座名義人」「口座番号」「払込金額」「残高」が記載されている個所のコピーを取る必要があります。

通帳のコピー

それでは、次は、株式会社設立登記申請をする際に法務局に提出するために作成しなければならない書類について説明することにいたしましょう。

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