定款認証の事務手続き

それでは、実際に定款の認証続きを実施していただくために、まず、作成した定款を製本する必要がありますので、定款の体裁と綴じ方について説明いたします。

定款の体裁

用紙のサイズ

定款を記入する用紙のサイズはA4サイズかB5サイズになります。ですが、近年官公庁の書面はA4サイズが原則となっていますので、A4サイズを使用したほうが良いでしょう⇒ちなみに、当サイトの定款テンプレートはA4サイズになっております。

また、A3サイズやB4サイズの用紙を山折にする方法でもOKです。

表紙の有無

定款の表紙(当サイトのテンプレートでは、「社名+定款」「作成日」「公証人認証日」「会社設立日」が記載された1ページ目)は、あってもなくてもどちらでも構いません。また、表紙を付けた場合でも、タイトルの記載方法の決まりも特にありませんし、「作成日」「公証人認証日」「会社設立日」などを記載しなくても構いません。

もちろん、当サイトのテンプレートの表紙を、装飾などを入れて自由に加工することもOKです。

定款の表紙画像

訂正方法

訂正がある場合は、入力をやり直して再度印刷をやり直せばいいわけですが、訂正する個所に二重線を引き、その上部に正しい文言を記入しても構いません。その場合、二重線で消した文字数と新たに記入した文字数を「○行目 ○字削除 ○字加入」という風に余白に記入して、その個所に発起人全員の実印を押印します。

定款の表紙画像

印刷面

A4サイズやB5サイズの用紙に印刷する場合、片面印刷でも両面印刷でもどちらでも構いません。但し、両面印刷をした場合、裏の文字が透けて見えて表の文字が非常に見づらい状態になることがありますので、厚手の用紙を使用するなどの注意が必要です。

A3サイズとB4サイズの用紙に印刷して山折にした場合は、当然に両面印刷ということになります。

定款の綴じ方

定款の綴じ方には、「ホッチキスどめ」と「袋とじ」の二つの方法があります。定款には、発起人の実印を押印する箇所がありますが、この二つの方法によってそれぞれ押印のやり方が変わります。

ホッチキスどめの場合

ホッチキスどめは、左側の2か所を止めるのが一般的ではありますが、特に決まりはありません。ホッチキスどめした場合は、発起人全員の実印で各ページ間の割り印をする必要があります。

定款の綴じ方(ホッチキスどめ)

袋とじの場合

製本テープなどを使用して袋とじをした場合は、表紙・裏表紙の製本テープの境目に、発起人全員の実印を押印します。袋とじの場合、各ページ間の割り印は必要ありません。

定款の綴じ方(袋とじ)

認証手続きに行けない発起人がいる場合

定款の認証手続きには、原則的に発起人全員が公証人役場に行かなければなりません。但し、委任状を作成することによって、複数いる発起人の内の誰か一人が代表して公証人役場に認証手続きに行くことも出来ますし、発起人以外の誰か別の人が公証人役場に認証手続きに行くこともできます。

委任状を作成する場合は、以下の記入見本を参考にしながら、テンプレートを使用して作成して下さい。

矢印委任状のテンプレートはこちらから

矢印委任状の記入見本はこちらから

公証人役場に持参する物

定款の認証手続きに行く際に、公証人役場に持参する物は以下のとおりとなります。

持参物備考欄
定款 3部 発起人全員の実印の押印を忘れないこと。
印鑑証明書(3か月以内のもの)  1通 発起人全員のものが必要です。
定款認証の手数料 約52,000円程度 手数料の内訳
(認証手数料:50,000円、謄本請求代:約2,000円)
収入印紙 4万円分 定款に貼付せずに、印紙をそのまま持参する。
発起人の実印 公証人役場に行けない発起人がいる場合、公証人役場に行く発起人だけの実印を持参すればよい。
定款認証代理の委任状 手続きに行けない発起人がいる場合や発起人以外の者が手続きに行く場合に必要

代理人が認証手続きに行く場合、下記のいずれか

  • 運転免許証+認印
  • 顔写真付きの住民基本台帳のカード+認印
  • 印鑑証明書(3か月以内のもの)+実印

代理人が公証人役場に行く場合に必要です。

それでは、定款認証の実際の事務手続きについて説明することにいたしましょう。

次ページへ 次は、「費用が安くなる電子定款とは?」に進む

このページのトップへ