事業年度とは?

会社を設立するに当たっては、「事業年度」というものを決めなければなりません。

「事業年度」とは、会社の経営成績や財務状態を明らかにする目的で、決算をするために設けられた一定の期間のことを指します。事業年度は、1年以内の期間で定めればよく、半年を事業年度とすることも可能です。しかしながら、事業年度が多くなれば、その度に決算業務とその結果の公告しなければならなくなり、事務処理などが煩雑になってしまうので、中小企業の場合は1年間を事業年度とする会社がほとんどです。また、事業年度を1年間として、その中で経営管理の為に毎月、4半期毎、半年毎に決算業務を行うことは、その会社の自由です。

この事業年度の最終日のことを決算日と言います。「3月末決算」と言えば、事業年度は「4月1日~3月31日」ということになります。

ところで、個人事業の事業年度なら「1月1日~12月31日」と決まっていますが、会社の場合には、定められた期間があるわけではありません。ただ、業界事情によって、事業年度の決め方に特徴があることがあります。例えば、流通業は2月末決算が多いと言われています。それは、2月末の時期が一番在庫の数が少なくて、決算業務に欠かせない棚卸作業の負担が減ることが大きな要因のようです。

また、国や地方自治体との取引が多い会社は、3月末決算にしている会社が多いようです。これは、国や地方自治体が3月末決算にしているため、それに合わせた方が予算が組みやすくなるなどの理由からです。

つまり、事業年度は、自分の会社の都合によって自由に決めたら良いということです。また、事業年度の末日を必ず月末にしなければならないこともありません。「20日」や「5日」が、事業年度の末日となっていても構わないわけです。つまり、事業年度が「2月21日~2月20日」や「3月6日~3月5日」としても構わないということです。

このように、事業年度はその会社の好きなように決められるとして、どのようなことを考慮して事業年度を決めなければならないのか?ということを考えなければなりません。


それでは、次は「事業年度を決める際の注意点」を説明することに致しましょう。

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